AWS RedHat7.6(HVM)にOracle JDK8 入れてみた時の備忘録
AWS環境にアプリケーション・Webサーバーを作成する際に設定したことのメモ。
環境は以下の通りで Amazon Linux ではなく RedHat を使用しました。
- EC2 RedHat7.6
- T2.medium
以下の手順で Oracle JDK のインストールから環境構築まで、RedHat以外の Linux でもインストールとパスの設定ができると思います。(実行環境では、一時的にセキュリティグループの設定による制限はなく、サーバーはインターネットに接続できる状態です。)
# とりあえずアップデートする $ sudo yum repolist all $ sudo yum update
tar.gzまたはrpmファイルからの2通りの方法があるとは思いますが、今回はrpmファイルで実施します。
# wget すら入っていないのでwgetを入れる $ sudo yum install -y wget # URLはChromeでJDKのライセンス条約に同意ボタン押下後、右クリックで取得できます $ sudo wget --no-check-certificate --no-cookies --header "Cookie:oraclelicense=accept-securebackup-cookie" https://download.oracle.com/otn-pub/java/jdk/8u192-b12/750e1c8617c5452694857ad95c3ee230/jdk-8u192-linux-x64.rpm # rpmをインストールする $ sudo rpm -ivh jdk-8u192-linux-x64.rpm
インストールが正常に完了しているか確認します。
# インストール後の確認 $ java -version java version "1.8.0_192"Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_192-b12) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.192-b12, mixed mode) # コンパイラーの確認 $ javac -versionjavac 1.8.0_192
インストールに問題がなければ、Javaの実態がどこにあるのかも確認しておきます。
# 実態がどこにあるのかを確認 $ which java/usr/bin/java # リンク先の確認 $ ls -la /usr/bin/java lrwxrwxrwx. 1 root root 22 Dec 10 11:39 /usr/bin/java -> /etc/alternatives/java # リンク先をさらに確認 $ ls -la /etc/alternatives/java lrwxrwxrwx. 1 root root 41 Dec 10 11:39 /etc/alternatives/java -> /usr/java/jdk1.8.0_192-amd64/jre/bin/java
実態は /usr/java/jdk1.8.0_192-amd64/jre/bin/java に作成されるようです。 実態のパスは JAVA_HOME の設定に使用します。
全ユーザーに設定したいので、 /etc/profile に JAVA_HOME の設定を記述します。
# /etc/profile の一番下に追記 export JAVA_HOME=/usr/java/jdk1.8.0_192-amd64 export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/jre/bin
/etc/profile に記述ができたら、再読み込みで即時反映できるので確認できます。
source /etc/profile
エンタープライズ系のオンプレ案件ではまだまだ需要のある Java ですが、クラウドで使用するケースは初めてでした。(^_^;)
Java のセットアップ以外にも Apache と Tomcat のセットアップも行ったので、余裕があれば別記事で掲載します。