Netlify CMS に「下書き→レビュー中→公開状態」のワークフローを導入する

この記事はQiitaの記事をエクスポートしたものです。内容が古くなっている可能性があります。

はじめに

こちらの記事で紹介した方法でブログの運用はできるのですが、下書きを保存しておきたい時に不便を感じると思いますので、Netlify CMS のワークフロー機能について解説したいと思います。

ワークフロー機能

Netlify CMS の公式リファレンスにも記載されているのですが、Netlify CMS の設定ファイルを編集することで以下の画像のように、「Workflow」タブが選択できるようになります。

スクリーンショット 2019-04-29 11.32.16.png

有効化手順

「/admin/config.yml」に「publish_mode: editorial_workflow」を追記または書き換えることで有効化できます。 以下、前回作成したアプリでの例です。 追記完了後、GitHubリポジトリにPushします。これだけで有効化できるはずです。

backend:
  name: git-gateway
  branch: master                 ← [補足]ここでどのブランチを参照するのか設定できます。

media_folder: static/img         ← [補足]ここで設定したディレクトリにアップロードした画像が格納されます。
public_folder: /img

publish_mode: editorial_workflow  ← この一行を追加

{省略}

ワークフローの確認

https://<ブログのURL>/admin」にアクセス、ログインまで済ませると、以下の画像のように「Workflow」タブが表示されます。 スクリーンショット 2019-04-29 11.52.34.png

「Workflow」タブをクリックすると、ワークフロー画面に遷移するので、「New Post」→「Blog」をクリックして記事を作成してみます。 スクリーンショット 2019-04-29 11.56.06.png

記事の内容を入力し終えたら、「Save」をクリックします。 スクリーンショット 2019-04-29 11.59.58.png

「Save」をクリックしてしばらくすると、以下の画像のようにボタンが複数出てきます。 スクリーンショット 2019-04-29 12.00.29.png

「Set status」をクリックすると、記事がどのステータスにあるのかを確認できます。 スクリーンショット 2019-04-29 12.03.52.png

また、ワークフロー画面の Draft に先ほど作成した記事が表示されます。 スクリーンショット 2019-04-29 12.10.41.png

現在のステータスから次に進めるには、ワークフローで表示される記事を進めたいステータスにドラッグ&ドロップで移動できます。 スクリーンショット 2019-04-29 12.11.20.png

記事のステータスを Ready まで進めると、記事の公開準備は完了です。 ※ あくまで記事の公開準備ができただけで、Publish(GitHub への Push)を実行するまでは公開はされません。 スクリーンショット 2019-04-29 12.14.08.png

記事の公開は、「Publish new entry」→ 「OK」の順でクリックすると実行されます。 スクリーンショット 2019-04-29 12.17.49.png スクリーンショット 2019-04-29 12.18.02.png

ブログを確認すると、記事が公開されていることがわかります。 スクリーンショット 2019-04-29 12.20.41.png スクリーンショット 2019-04-29 12.22.15.png

以上で、設定は完了です。 ワークフロー機能が追加されることで、記事の下書きを保持できるようになるため、より実用的なブログになるかと思います。

今回作成したアプリケーションのリポジトリこちら サイトはこちら